tmk02号の「大人に聞いてみよう」のページでインタビューをさせていただいた、世古亮子さんの経営される「保育室 ぽっぽのおうち」の様子を少しご紹介します。

チャイルドマインダーである世古さんは、ご自宅の１フロアーを保育室として利用されており、そこには子どもが利用ことを前提に考えられた工夫がたくさんありました。

例えば、おトイレのドアは勢いよく閉めても、指を挟まない程度の隙間が空くようにできていたり、子どもが開けてはいけないドアには子どもが開けにくい形のドアノブが使われていたり。他にも、コンセントの位置は子どもの手が届かない高さに取り付けられていたり、カーテンも子どもが引っ張ったりして遊ばないようにスクリーンタイプで上の方にあげてしまえたり。さらに、保育中にお母さんが子どもを預けに来たり、迎えに来ても、玄関のドアが保育室の中から開閉できるので、子どもたちから目を離さないでいられるという工夫もありました。

これらの、工夫はチャイルドマインダーが少人数の保育を行っているとはいっても、最大で５人くらいまでは世古さんお一人で見る状況もあるので、目の届かないところで事故などがないようにと、考えられたことなのでした。なので、子どものおもちゃも子どもが自由に棚から選んで遊んでよいものと、世古さんが判断して子どもが開けられないクローゼットの中から出してくれる部品の小さなおもちゃなどがあります。

その他にも、世古さんらしい遊び心のある仕掛けもたくさんありました。今取り付けたばかりだという木製の時計は、世古さん自身が工作教室で作ってきたものだったり、お庭にある砂場のタイヤも廃材をもらってきて埋めたそう。（タイヤにかわいい色が塗れたらいいなーとおしゃってました。）中でも、僕が好きだったのは、玄関にある水槽のお魚を保育室の方からも覗ける「のぞき穴」。こういうのは子どもにとっては楽しくなる仕掛けですよね。

とても居心地のいい空間なので、僕も子どもたちと一緒に遊んでみたりして。このときは預かる子どもが５人と多かったので、世古さん以外にもチャイルドマインダーの方がお手伝いに来ておられました。保育室の中に僕も含めて大人が３人もいてちょっと窮屈かな？と思いましたが、チャイルドマインダーのお２人が、すごく自然に子どもたちと接しておられるので、大人がたくさんいるような雰囲気が全くしなかったです。

子どもの安全や機能性に気を配ることで、子どもたちと向かい合う時間を大切にしている世古さんの丁寧な保育の様子を垣間みることができました。
これからも、tmkでは伝えきれない内容をこちらのブログで紹介していきたいと思います。

ぽっぽのおうち　津市渋見町（詳細住所非公開）　Tel.059-261-5097　[HP]

• (2010-09-10 18:50:11)

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• (2010-09-10 17:27:29)

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